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暮らしの心得手帖 おばあちゃんの知恵袋 ~便利な裏ワザと生活の豆知識 健康・美容編~

健康・美容

料理や健康、時短や節約のヒントまで、代々伝えられてきた昔ながらの知恵。今日から早速、毎日の暮らしに取り入れてみませんか?

健康風邪の引きはじめには即席のねぎみそ湯

長ねぎは昔から風邪の妙薬として利用され、白い部分に多く含まれる硫化アリルは血行を良くしたり、代謝を高める働きがあります。長ねぎ1/2本を細かく刻み、削り節ひとつかみとみそ大さじ1と一緒にお椀に入れ、熱湯を注いでねぎみそ湯に。熱いうちに飲むと体の内側からぽかぽかして発汗を促し、すっきりします。

美容ヨーグルトパックで乾燥知らずのしっとり肌に

洗顔後の清潔な肌にプレーンヨーグルトの上澄み液を塗り、15分ほど経ったら洗い流します。ヨーグルトの上澄み液には、ラクトフェリンや乳酸など多くの保湿成分が含まれているので、美肌効果大!

健康お腹がゆるいときは緑茶にはちみつをプラス

緑茶には、カテキンのほかに、便を硬くする働きのあるタンニンも含まれています。温かい緑茶に、腸内環境を整える働きがあるはちみつを小さじ1杯加えて飲むと、下痢止め効果があるといわれています。

健康1日5分の素振りで肩まわりすっきり

肩より上に腕を振り上げる動きは、肩まわりに適度な筋肉をつけたり、硬くなった筋肉をほぐす効果があります。竹刀や丸めた新聞紙を力まずに握り、1日5分を目安にリラックスしてゆっくり素振りをすると、肩まわりの不快な症状を和らげることができます。

健康飲酒後の水分補給にはトマトジュース

トマトにたっぷり含まれるリンゴ酸やクエン酸には、胃の働きを活発にして体内のめぐりをよくする効果があります。利尿作用のあるお酒を飲んだ後は、アルコールの分解と排出を促すと同時に、水分補給を兼ねてトマトジュースを飲むとよいでしょう。

健康どくだみ茶で蚊に刺されにくい体質に

どくだみ茶はデトックス効果や美肌効果があることで知られていますが、他にも、習慣的に飲み続けると蚊に刺されにくくなることもあるようです。蚊は酸性体質の人のにおいを好みますが、どくだみ茶を飲み続けることで、酸性体質が改善されるからだといわれています。

美容植物油+蒸しタオルで肌の乾燥をケア

肌の乾燥が気になるときは、バージンオリーブオイルや、太白ごま油などの植物油を小さじ1/2ほど手に取り、顔全体に薄く伸ばします。上から蒸しタオルをのせ、肌を2~3分温めてから拭き取ると、しっとり肌に。代謝がアップする入浴後に行うと効果的です。

健康生姜くず湯で胃腸を温め、いたわる

漢方薬の原料にもなる生姜とくず粉は、体を温める作用があり、胃腸が弱っているときに効果的です。鍋に水200ccとくず粉大さじ1を加えて沸騰させ、黒糖大さじ1、生姜のしぼり汁小さじ1を入れてよく混ぜたら、トロリとした生姜くず湯のできあがり。

健康れんこんのおろし汁で鼻づまりをラクに

皮膚や粘膜を収れんさせる作用や、消炎作用があるれんこん。よく洗って皮ごとすりおろし、しぼった汁に綿棒を浸して鼻の内側に塗ると、鼻づまりの症状が和らぎます。

健康ヨードたっぷりの昆布出汁で肩こりを予防

昆布に含まれているヨードは、新陳代謝を促すミネラルの一種。昆布を水に浸した昆布出汁を毎日コップ1杯飲むことで血行が促進され、肩こり予防に効果的です。フコイダインなどの水溶性食物繊維も豊富なので、糖質や脂質の吸収を抑える効果も期待できます。

美容洗顔料は野菜ネットでふわふわに泡立てる

洗顔は、泡に汚れを吸着させるために、きめ細かな泡でなでるように洗うのがコツ。みかんや玉ねぎが入っていた野菜ネットに洗顔料をつけて泡立てると、理想的なふわふわの泡が完成します。肌を傷つけないよう、顔全体を泡で包み込むようにしてやさしく洗いましょう。

健康夏場に屋外での生活を余儀なくされたときは…乾燥みかんの皮が虫よけに

みかんの皮を燃やして煙を出すと、蚊よけになります。これは蚊が、みかんの皮に含まれるリモネンという成分を嫌うためです。皮が乾いていない場合には、途中で火が消えてしまうので、天日干しするか、電子レンジ(500W)に数分かけて、完全に乾かしましょう。

健康不安な状況が続き眠れないときは…枕元に玉ねぎを置いて不眠解消

玉ねぎの香り成分である硫化アリルには、高ぶった神経やイライラを鎮める働きがあり、切った玉ねぎを枕元に置く方法は、日本に限らず世界的に知られる安眠法です。ただし、量が多いとにおいが気になり逆効果になるので、量は少し香りがする1/2個程度にしましょう。

健康大根シロップでのどの痛みを和らげる

大根に含まれるジアスターゼという酵素は、のどの痛みや炎症を緩和してくれます。大根1/4本を1~2㎝角に切り、密閉容器に入れて大根が隠れるくらいのハチミツを入れます。冷蔵庫で一晩おいて大根を取り除き、小さじ1をすくってなめるか、お湯で薄めて飲みます。

「監修/NPO法人 おばあちゃんの知恵袋の会」
日本に古くから伝わる暮らしの知恵を次世代へとつないでいく特定非営利活動法人。
NHK『あさイチ』などの情報番組に出演するほか、『おばあちゃんからの暮らしの知恵』(高橋書店)など著書多数。
http://www.chiebukuro-net.com/

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