地震や豪雨、土砂災害、大型台風――。
近年多発している自然災害によってライフラインが断たれたときのために、自分と家族の暮らしを守る方法を教えます。

10包帯
けがの手当はもちろん、三つ編みのようにして束ねれば、強度が増してひもの代わりに使うこともできます。
11ホイッスル
救助を求める際だけでなく、防犯対策にも役立ちます。軽く吹くだけで音が出て、くわえたまま息ができるものがおすすめ。
12軍手
非常用持ち出し袋にも入っている軍手。割れたガラスの片付けや倒壊した家具を撤去する際、けがの防止に役立ちます。
13マッチ・点火棒
ガスも電気も止まっている場合、調理や暖をとるためには火が必要。最近では水に濡れても点火する防水マッチも登場。
14キャンドル
停電時は、食事やトイレに行くときなど、何かと明かりが必要。キャンドルの炎は、見ているだけで心が安らぐ効果もあります。
安全のため、キャンドルホルダーに入れて使用してください。

15電池式小型ラジオ
ネットも電話もつながらない状況で頼りになるのがラジオ。特に二次災害に備えるためにも、情報入手には必要不可欠。
16薬
持病の薬は最低でも3日分の用意が必要。そのほか風邪薬や胃腸薬、解熱剤などの使う頻度が高い薬を常備しておきましょう。
17ほうき&ちりとり
外で地震に被災して帰ると、部屋が散らかって中に入れないことも。玄関にほうきとちりとりがあると、片付けながら室内へ入れます。
18保湿クリーム
乾燥やストレスによる肌荒れに、保湿は必須。香りの良いものを選べばリラックス効果もあり、肌も心もうるおいます。
19キャンディ
糖分を補給することで疲労回復効果があります。また、口に入れることでリラックス効果も期待できます。
20メガネ
コンタクトレンズを使っている人は、スペアのほかにメガネも用意。メガネを使っている人は、壊れた場合を考え、スペアを持ち歩くと安心。

21石けん
無添加、無香料で保湿力が高く、赤ちゃんでも使える肌にやさしい石けんがあると便利。洗顔、洗髪、洗濯と幅広く使えます。
22貯金箱
災害後は電子決済ができず、現金でしか買い物できなくなった事例が。千円札と小銭で1~2万円分用意しておくと◎。

23水
震災時、水は何より貴重です。車で被災した場合や自宅に取りに行けない場合を考えて、車にも水を置いておくと安心です。
24缶詰
震災直後は肉や魚も手に入らないので、たんぱく質の補給にツナや焼き鳥などの缶詰があると助かります。目安は1週間分。
25キッチンバサミ
使う水の量が、まな板と包丁より少なくてすむキッチンバサミ。材料によっては殺菌力のあるウエットティッシュで拭くだけでも◎。

26ばんそうこう
壊れた箇所を修繕したり、飛散したものを片付けていると、切り傷ができることも。消毒液とセットで用意するとなお安心。
27バンダナ
夏場は帽子の代わりに頭に巻いたり、大判タイプなら、買い物時や救援物資を受け取る際に、風呂敷として使えます。
28ペンライト
照明としてはもちろん、救助を求める際の合図や目印にもなります。最低限、手元を照らせるだけの明かりがあると安全です。
29ガムテープ
補修のほか、文字を書いて持ち物に貼れば名前シールに。傷口に当てたガーゼやタオルの上から巻けば、止血もできます。
30乾電池
停電時は、情報収集のために携帯電話の充電に奔走することが必至。充電器に使える単3乾電池を用意しておくと良いでしょう。
31カンパン
非常時は、冷蔵庫に残っている食材から順に食べていきますが、いざというときに食べるものがあるというだけで、安心します。

Adviser

アベナオミさん防災士・イラストレーター
宮城県出身・在住。3児の母。イラスト執筆のほか、2016年に防災士の資格を取得。子育てをしながら全国の母親に向けた防災対策を広げる活動に力を入れている。著書に『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』(学研プラス)など。
HOUSING NEWSハウズイングニュースとは
私たち日本ハウズイングと、 管理マンションにお住まいの皆さまをつなぐコミュニティマガジンです。