日常の生活でも使える防災グッズをそろえよう
被災=避難所生活と考えがちですが、マンションでは自宅にとどまっていたほうが快適で、安全だといわれています。そこで、以下のチェックリストを参考に、電気やガス、水道のライフラインが止まったマンション内で生活することを想定した、防災グッズの準備をおすすめします。
また、防災グッズは準備したから安心なのではなく、いざというときにすぐ使える状態にしてあることが肝心です。もしものときに見つからない!ということのないように置き場所にも気をつけましょう。キッチン、玄関、寝室などに少しずつ分散して保管しておくとリスクを減らすことができます。

防災グッズ、実際に使ってみました!
もしものために備品の準備はしていても、しまったままではいざというときに役立ちません。
今回は、編集部で実際にいくつかグッズを使用してみました。
しまいこんでいる防災用品がある方は、これを機会に一度お宅で試してみては?
日本ビー・エックス・アイ非常用トイレ ケアバッグ
便器にかぶせるタイプなので、使い慣れたトイレを使用する感覚。吸収力がしっかりしていて、あっという間に固まりました。バッグにひもがついているので使用後の処理も簡単です。

バッグを開いて洋式トイレの便器にかぶせます。吸収性中敷パッドを底面にくるようにセットするだけでOK!

使用して30秒ほどで、液体や固形物は吸収され、ゲル化します。

最後に、バッグを便器からはずし、バッグについているビニールひもで縛って密封。ゴミとして処分します。

イエローたためるヘルメット タタメット
思ったより力を入れて押し込みました!数秒で組み立てられて非常時に対応。頭にしっかりフィットし安心感があります。

たたんだ状態では厚さわずか35mm。

本体の両端を両手でしっかり持ち、内側に勢いよく押し込みます。このとき、「カチカチッ」とロックがかかる音がすれば完成です!

Point
かぶるときは、前・後ろを確認し深くかぶり、あごひももきちんとつけましょう!
アーバンテック携帯用浄水器 スーパーデリオス
軽量でコンパクト、シンプルな道具なのに、ろ過の実力は確か!茶色い泥水が透明になって出てくるのには本当にびっくりです!

キャップを外し、ボトルに汚水を入れキャップをしっかり閉めたら、ボトルを逆さにし手で絞ります。

フィルター部分を通った水は、浄水され臭いもないキレイな水に!コップ1杯約2~3分で浄水可能。

Point
ボトル内の水が少なくなると絞るのに力がいるので、半分くらいになったら 汚水を足して絶えずボトルを満水近くにしておくと、楽に水を出すことができました!
Adviser

名地 裕満さん
鶴間防災システム代表取締役。マンションや店舗の防火設備の設計、施工、点検、防災用品販売のほか、防災・防犯コンサルタント業務も行う防災のスペシャリスト。
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