万一火災が発生した場合には、 次のような行動を心がけましょう
近隣に火事を知らせる
大声で「火事だー」と叫び、近隣に火事を知らせてください。声が出ない場合は、鍋ややかんなどを叩いて知らせます。廊下などに非常ベルがある場合は、鳴らしましょう。

119番通報
小さな火災でも、ただちに119番通報しましょう。
Point
- 通報は、局番なしの「119番」
- 近くにあれば、携帯電話より“固定電話”
- 通報は、“慌てず”“落ち着いて”“正確に”
- 「火事です」
- 場所は、「●●市(区) ●●の●番 ◎◎マンション○○号室」です
- ○○階の△△が燃えています
初期消火
「出火から3分以内」「炎が天井に達するまで」がご自身で初期消火できる目安です。ただし、身の危険を感じたら、無理せず速やかに避難してください。
Point
- 火元に近づきすぎない
- 必ず避難路を確保してから初期消火にあたる
- 消火器の消火薬剤は、「燃えている物」にかける(炎や煙に惑わされない)
- 「天ぷら油」から火が出た時は、絶対「水をかけない」
高温の油に水をかけると、炎が急激に拡がって周囲に油が飛び散り、やけどするなど、大変危険です。天ぷら油から火が出た時は、消火器を使用し、 少し離れた所から油面を覆うように噴射してください。
豆知識
一般用消火器の耐用年数は8年です。使用期限は消火器に記載されています。(住宅用消火器では3~5年のものもあります。) ただし、錆、腐食、変形などが発生した消火器は耐用年数以内でも新しいものに交換してください。腐食が進んだ消火器を操作して消火器が破裂してしまい受傷されたケースも発生していますので、十分注意しましょう。

避難
出火から一棟火災になるまで約10分と言われています。天井に燃え移ったら、あっという間に火は燃え拡がってしまいます。天井まで火が燃え拡がったら、初期消火は困難です。すぐに避難しましょう。
Point
- 避難する時は、「姿勢を低く」(有毒ガスを含む煙は、上から溜まります。)
- 煙を吸わないよう、濡れたハンカチやタオルで口や鼻を覆う
- 濡れたシーツやタオルで体を覆ったり、頭から水をかぶると効果的
- 絶対にエレベーターは使用しない
- 煙で視界がきかない時は、床や壁に手を当て、這うように避難
- やむを得ず炎の中を通り抜けなければならない場合には、躊躇せず「一気に走りぬける」
- 逃げ遅れた人がいる場合は、すぐに消防士に知らせる
- 一度避難したら建物内には戻らない
火災予防の心得
- 火をつけたままコンロのそばを離れない。
- 調理をする時は、服装に気をつける。(特に、袖口に炎が燃え移らないよう注意!)
- 寝たばこは、絶対やめる。たばこの吸い殻は、完全に消す。
- たこあし配線をしない。
- コンセントとプラグのすき間のホコリは、定期的に清掃する。
- コンロやストーブなどの周りに燃えやすいものを置かない。
- 台所など火を使う場所には、消火器を用意しておく。
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