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特集 油断できない!こんな所にもカビ・ダニスポットが!!

暮らし

カビやダニは意外な所にも発生します。特に注意したいカビ・ダニスポットとそれぞれの対策をご紹介します。

カビ・ダニ危険度を3段階で表示

壁のクロスに使われている素材にはビニル、布、紙などいろいろな種類がありますが、一番よく使われているのはビニルクロスです。一般的にビニルクロスには若干の耐水性があり水や洗剤を使用することが出来るため、壁面・天井仕上げ材の中では比較的掃除しやすい素材です。一方、布や紙など水分を吸ってしまう壁紙は水拭きが出来ないため、プロでも取り扱いが難しく、素人の方が掃除するのはおすすめできません。
ビニルクロスの壁を掃除する場合は、ホコリをハタキなどで取り除いてから、消毒用エタノールで拭き取りましょう。汚れ(色)が気になる時は、漂白剤を垂れない程度に塗布し、10分ほど経ってから洗剤が残らないように、水で濡らし固く絞った布で拭いてください。ただし、壁は一か所だけ白くなると、その部分だけ浮いてしまうので、部分ではなく“面”で掃除することを心掛けましょう。また冬になると、壁に結露がつくことがあります。乾いた布で水滴をこまめに拭き取り、うすめた消毒用エタノールで拭くと殺菌効果が期待できます。なお、掃除する際は、まず目立たないところで問題がないか確認した上で行ってください。

ソファ・クッション

ダニが入り込みやすいソファやクッション。ダニは中に入るとすぐに死んでしまうことが多く、その死骸やフンが残留してアレルゲンになります。叩いてホコリを出したり、天日干ししたりしても、効果は十分とはいえません。
最適なのは、防ダニカバーをかけて、定期的にカバーを洗濯すること。また、ソファを選ぶなら合成皮革のものが、お手入れもしやすくおすすめです。

観葉植物

湿っていることが多い観葉植物の土。高温多湿のうえ、有機物がダニのエサにもなりますから、気付かないうちにカビ・ダニの温床に。水のやりすぎに注意し、日当たりのよい場所に置くようにしましょう。また、観葉植物を数多く置きすぎると部屋の湿度が上がって結露の原因になることもあります。

ONE POINT「なぜ汚れるか」を知り、「汚れにくい家」への工夫を!

掃除をする時は、「なぜ汚れてしまったか」を考えてみましょう。
汚れるプロセスが分かれば、最適な掃除道具と洗剤を選べます。同時に、「今後、汚さない工夫(=予防)」を考えることもできます。たとえばカバーやマットを活用してこまめに洗濯するだけでも、掃除の回数はかなり減らせます。
家をきれいに保つことは、そこに住む人と家の寿命を延ばすことにつながります。“住みやすい家づくり”だけでなく、“掃除しやすい家づくり”を考えてみませんか?

Adviser

植木 照夫さん

クリーンプロデューサー、ベスト株式会社代表取締役。掃除実務経験20年以上、国家資格を多数もち、独自の「掃除学」を提供。YouTubeにて「掃除学」のノウハウを発信中。

http://www.osouji-best.com/

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