雨の日が続くと、気持ちも落ち込んでしまいがち。傘を持たなければならず、外出が億劫だと思うこともあるでしょう。
しかし、そんな雨の日こそ、人を思いやる心とマナーが大切です。
傘は濡れていることが多く、細長くとがっているので、知らず知らずのうちに周囲の人に迷惑を掛けてしまっていることも……。
気持ちの良いマナーを実践していれば、いつのまにか雨のしっとりとした風情を楽しめるようになるかもしれません。傘の正しい扱い方を身に付け、お気に入りの傘を持って出掛けてみませんか。
基本傘のさし方

開いた傘は、柄が地面に垂直になるように持ちます。立ち姿が美しくなりますし、水滴が均等に落ち、自分も周囲も濡れにくくなります。

- NG Point
- 傘をつい肩に掛けたくなってしまいますが、傘が斜めになって後ろの人に水滴が落ちたり、ぶつかったりして迷惑なので避けましょう。
傘を持ち歩くとき

- NG Point
- この持ち方は後ろの人にぶつかる恐れがあり危険です。特に階段などでは、傘の先が顔の近くに来ることもあるので絶対にやめましょう。

傘は地面に垂直になるように持ち、できるだけ体に引き寄せます。

もし傘を腕に掛けるときは柄の先を内側に。外側にして掛けると傘の先端が外側に広がってしまいます。
人とすれ違うとき

- NG Point
- 狭い道ですれ違う時、何もしないままだと傘がぶつかって歩きにくくなってしまいます。

お互いに傘を外側に軽く傾ける「傘かしげ」をすれば、傘がぶつかったり相手に水滴がかかったりしません。
傘の水滴を落とすとき

- NG Point
- 傘を遠ざけてバサバサと振って水滴を落とすのは周囲の人に水が飛んでしまい、迷惑を掛けてしまいます。

傘の水滴は、足元で傘を軽くトントンと上下させて落とします。
Adviser

井垣 利英(いがきとしえ) (株)シェリロゼ代表取締役 、 人材教育家、 マナー美人塾塾長
名古屋生まれ、東京在住。中央大学法学部在学中からフリーアナウンサー としてテレビ出演。
2002年(株)シェリロゼを起業。20年間で2万人を指導。自社の【会話美人講座】【マナー美人塾】でマナー、プラス思考、話し方などを指導。また全国の企業で、社員研修や講演会を年間100本ほど行う。
やる気とマナーを上げる日本で唯一の専門家。
著書は『ふんわりと上昇気流に乗る生き方』(サンマーク出版)、13万部を突破した『しぐさのマナーとコツ』(学研)など19冊。
シェリロゼ
https://www.c-roses.co.jp/
YouTube
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