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誰にも聞けなかったマナー講座 年末年始のごあいさつ

暮らし

1年間お世話になった感謝を伝えたり、「今年もよろしくお願いします」とあいさつしたり。年末年始は心を込めたお礼やごあいさつの機会が増える時期。日本に古くから残るそうした風習を大切にして、心遣いや感謝する心の温度も一緒に届くように、ちょっとしたコツをお話しします。

形式以上に「気持ちを伝える」ことこそがマナーの基本です。相手が喜ぶごあいさつのマナーを心掛けて、年末年始を気持ち良く過ごしましょう。今回は、お歳暮、年賀状のマナーをメインに、実用性の高いケースについてご紹介します。

年末編

贈る相手の笑顔を思い浮かべて!

  • お歳暮

お歳暮はこの1年、お世話になった方への感謝の気持ちを表す贈り物。お中元を贈った方にお歳暮を贈らないのは失礼にあたるので注意を。どちらか一つにするならお歳暮を贈りましょう。

贈る時期 12月1日~20日頃

年末で慌ただしくなる前が一般的

品物の選び方 商品券や毎年同じものでもOK。
贈る側も贈られた側も楽しみになるようなものを。
贈る相手と金額の目安 仲人・上司 5,000円前後
親戚・知人 3,000~4,000円
特別にお世話になった方 5,000~1万円程度
あいさつの意味で贈る場合 1,000~2,000円程度

喪中の場合は?

贈り先が喪中の場合、贈る側が喪中の場合、共にお歳暮を贈ることは問題ありません。ただし、四十九日が過ぎてからにしましょう。もし、12月20日を過ぎてしまう場合は、松の内(1月1日~7日・関西では15日)が明けてから「寒中見舞い」として贈ります。その際、紅白の水引はかけずに無地の奉書紙または無地の短冊に「寒中見舞い」と書きます。

混同しがちなので注意!

  • 死亡通知と喪中欠礼はがき

死亡通知は、葬儀にお呼びできなかった故人の関係者に、死亡をお知らせするあいさつ状。喪中欠礼はがきとは別物なので注意。死亡通知はあまり遅くならないうちに、喪中欠礼はがきは11月中旬~遅くとも12月初旬までに届くようにしましょう。

年始編

新年に気持ちを届けよう!

  • 年賀状

年賀状は年の初めを祝い、「あなたに良いことがありますように」と相手を思いやる美しい習慣です。ご無沙汰している相手ともお互いの近況報告をする良いきっかけになるのではないでしょうか。

POINT01
もっとも礼儀正しく、気持ちが伝わるのは1月1日に届くこと。せめて三が日までに、どんなに遅くとも1月7日までに届くように。
POINT02
すべて印刷に頼らず、一言でも手書きで気持ちを添えると喜ばれ、記憶に残る年賀状になります。心を込めてメッセージを。

知っておきたい重複表現

元旦には新年1月1日の初日の出という意味があるので、「1月1日 元旦」は重複表現。「新年 明けまして~」も同様で、「新年おめでとうございます」「明けましておめでとうございます」が正解です。

年賀状を出していない人から届いたら?

「相手がくれたから返す」のは失礼にあたります。1月7日までに届くなら普通に年賀状を、それ以降は寒中見舞いとして返送しましょう。寒中見舞いには「年末年始を留守にしており、新年のごあいさつが遅れて申し訳ございません」「年末より雑事に追われ~」など、出しそびれたことを詫びる一文を付け加えると良いでしょう。

Adviser

井垣 利英さん

(株)シェリロゼ代表取締役、人材教育家、マナーコーチ。プラス思考、話し方、マナー、メイクなど自分磨き【ブラッシュアップ講座】、社員研修などを開催。著書は13万部突破の『しぐさのマナーとコツ』(学研)など多数。

http://www.c-roses.co.jp/

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