別窓アイコン 矢印 矢印02

我が家の習慣を見直して今日から実践!お金が貯まる生活術 銀行口座の“ネット化”進めませんか?

暮らし

銀行口座、いくつ持っていますか? しばらく使っていない口座が増えている人は要注意。今回は上手に整理して、さらにお得な“ネット化”についてお話しします。

年齢とともに口座が増えていく

年齢を重ねていくと増えていきがちなものの一つに、銀行口座の数があげられます。「昔、アルバイトをする際に必要で」「親からの仕送りを受け取るため」「引っ越しで近くに支店やATMがなくて」といった具合に、新しい銀行口座が増えていった方は多いのではないでしょうか。

「口座をいくつ持っていますか?」と聞くと、即答できる人は、そう多くはありません。「ええっと、大昔に口座を開いて…、ほとんどお金が入っていないものも含まれますか?」「学生時代に使っていた通帳が実家にあるかも…」といった具合に、ここ数か月、いやここ数年、通帳を見ていない銀行口座をいくつか持っているという方にもよく出会います。

ですが、今は銀行口座を上手に整理していきたい時代です。その理由と、整理するポイントについてお伝えしていきます。

“使うものだけ”に絞っていこう

少し前、あるメガバンクのニュースが話題となりました。2021年1月より、新しく口座を開設した際に、通帳発行を希望する人に対して1冊あたり1100円の手数料を徴収するというニュースです。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

現時点では70歳未満の方限定とのことですが、超低金利が続いて銀行の収益低下が進めば、今後銀行がさまざまな手数料を設定していく可能性はあります。つまり“口座を持っているだけで、手数料がかかるようになる”といったケースも十分考えられるのです。

そんなときに、もし長年使っていない銀行口座の残高から、少しずつ手数料を引かれるようになったら、もったいないですよね。そこで、持っている銀行口座を一度リストアップして、今後使うかどうか確認することをおすすめします。今後使わないと判断したものは、解約の手続きをしましょう。上手に整理して、使うものだけに絞っていきたいですね。

銀行口座の“ネット化”も検討を

さらにもう一つ検討したいことが、銀行口座の“ネット化”です。すでに利用中の方もいらっしゃるかもしれませんが、メガバンクなどにはネットバンキングといって、店舗やATMと併用してインターネット上でも利用できる仕組みがあります。

通帳をわざわざ店舗やATMに持っていくことなく、自宅にいながらスマートフォンやタブレット、PCなどで、IDとパスワード等を入力し、画面上で入出金情報の確認や振込みなどができるのです。店舗を構えたりATMを設置したりする費用がかからないため、銀行側としてもネットバンキングを推進する傾向にあります。すでに“銀行アプリのお知らせ”などの通知が届いた方もいるのではないでしょうか。

また一方で、店舗も通帳もない“ネット銀行”というカテゴリーの銀行もあります。店舗やATMの費用に加えて人件費も削減できるため、手数料が安く、預金金利が高い傾向にあるのでお得です。メガバンクなどの店舗型銀行とは異なり、現金の出し入れをする際には、提携している銀行やコンビニのATMを使います。通帳がないので、入出金情報はすべてインターネット上で確認します。入出金情報を保存したい場合は、インターネットからダウンロードや、プリントアウトをすることもできます。

万一のときのため、家族と銀行情報の共有を

一つ注意しておきたいことがあります。それは、銀行口座のネット化が進むと通帳という現物が手元にない分、本人に万一のことがあった際、口座を持っていることが家族に伝わらず、資産が家族に引き継がれない恐れがあることです。そのため、どの銀行口座を持っているかを信頼できる家族に伝えておくことをおすすめします。

また、もしも認知症になってしまった場合は、本人の意思が確認できないため、家族でも銀行口座からお金をおろすことができない可能性があります。さらに、そのまま亡くなってしまった場合は口座が凍結され、もはやお金をおろすことは不可能に。そこで、いざというときの財産管理をスムーズにするために、“家族信託”(保有する財産を家族に託して、管理・処分を任せる仕組み)などを検討しておくのも一つの方法です。

いずれにしても、銀行口座が必要以上にたくさんあると、何かあったときの管理が煩雑になってしまうことは確かです。口座がたくさんある方は一度チェックしてみて、必要なものだけに絞りましょう。持っている口座を信頼できる家族に伝えておき、さらに少しずつネット化を進めておけるといいですね。

まとめ

“貯まる”ポイント

  • 持っている銀行口座をリストアップ。不要な口座は解約を
  • 持っている銀行口座について、信頼できる家族に伝えておく
  • 銀行口座の“ネット化”も検討しよう

画像提供/PIXTA

プロフィール

西山 美紀ファイナンシャルプランナー・コラムニスト

単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらせてくれるようなお金の使い方・貯め方について発信中。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。

「暮らし」⼀覧へ戻る