首や肩、背骨周辺の筋肉のストレッチに効くヨガ
ここ数年で、在宅ワーカーの⽅が増え、パソコンやスマホを⾒る時間や、イスに座りっぱなしの時間が増えたと感じる方も多いのではないでしょうか。そこでデスクワークや猫背などの⽇常の不良姿勢からくる肩や背中のコリに役⽴つポーズを中⼼にご紹介しています。
今回は、イスを使って立居の姿勢から体をねじるポーズ、「スタンディング・マリーチアサナ」をご紹介します。
このポーズは、イスを使うことで筋力や柔軟性の弱い方でも、背骨を正しい位置に戻して不良姿勢を改善する効果が期待できます。また、背骨をねじることで、首や肩のコリを和らげる効果も期待できます。
スタンディング・マリーチアサナ
事前準備
まずイスを準備し、マットの上に置きます。
この時、イスの側面を壁際に寄せるようにして置きます。

次に、イスに向かってまっすぐ立ちます。

壁側の足をイスの上に置きます。

ワンポイント
足を置く位置は、イスの中央よりも足1個分ほど壁側に寄せるようにしましょう。
曲げている膝の角度が90度くらいになるように足を置く位置を調整します。
この時、足のつま先がまっすぐ前を向いていることを確認してください。

次に、両手を壁に向かって広げます。前の手はピンとまっすぐ伸ばし、後ろの手はひじを曲げて壁を押す体勢をつくります。

軸足(イスに乗せているのとは反対の足)で、力強くマットを押し、背骨をピンとまっすぐ伸ばしていきましょう。そのまま息を吸いながら胸を引き上げるようにして、背骨を長くするイメージで伸ばします。息を吐きながら壁に向かって体を回転していきます。この時、手で壁を押し、視線を少し後方へ向けます。5呼吸ほどこの体勢をキープします。

ヒント
体を回転させるとき、後ろの手で壁を押して回転を強めるとともに、壁を押すことで腹筋に自然と力が入り背骨がまっすぐと伸びていることを感じてください。
筋力の弱い方でも自然と良い姿勢でポーズをとることができます。
また、体を回転させているときは、肩が上がらないように気を付けましょう。
肩が上がるということは猫背になっているということです、猫背の状態で回転させてしまうと腰を悪くしてしまう危険があります。
戻るときは息を吸いながらゆっくりと回転した体を正面の位置にもどし、手を壁から外して、足をゆっくりと降ろしていきます。まっすぐの姿勢に戻って呼吸を整えていきましょう。

イスを反対側にセットし、もう一方の足も01~05と同じように行っていきます。
監修

沢田 益美さん
- ・全米ヨガアライアンスRYT500
- ・陰ヨガ指導者資格
- ・マタニティヨガ指導者資格
- ・アーユルヴェーダ・ライフスタイルコンサルタント資格
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