日頃から備えと近所付き合いが身を守る
地震による被害が最小限になるよう室内の危険を排除したら、いざというときに困らないように数日間分の食料や飲料水などの「備蓄品」を準備。避難しなければならないときのことも考え、貴重品や医薬品など必要最小限の「非常持ち出し品」をリュックなどに入れておきましょう。
また、室内で身動きがとれなくなったとき、助けにきてくれるのは隣人かもしれません。阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた「ふれあい喫茶」、各地に広がるパリ発祥の「隣人祭り」など、コミュニティ活動を促進するマンションは年々増え続けています。普段から近所付き合いを大切にして、防災訓練やイベントなど管理組合の活動にも積極的に参加してください。

地震から身を守る事前対策5つのポイント
01建物の構造の特性を知る
同じマンションでも、建物の高さや構造などによって地震による被害は異なります。マンションが建つ地盤や建物の構造を知ることが安全対策の第一ステップ。
02家具や電化製品の転倒を防止する
地震の際、建物が無事でも、家具の転倒や物の落下などによってけがをしたり、逃げ道がふさがれてしまったりする危険を防ぐ。

03災害を想定して危険を排除する
寝室など就寝中の身に倒れそうな家具を置かない、部屋のドア付近や玄関につながる避難経路に物を置かないなど、室内の安全を確保する。
04食料や飲料水などを備蓄する
水や食料をはじめとする非常用の備蓄品や持ち出し品は、災害復旧までの数日間を自活できるよう最低でも5日分を用意しておく。
05隣近所との交流を大切にする
自分や家族はもちろん、マンション単位で居住者の身の安全と建物を守ろうとする取り組みが、より安心で快適な暮らしの実現につながる。
注意しましょう
- あわてて外に飛び出さない
- 避難する前に
- ガス・水道の元栓を閉める
- 電気のブレーカーを落とす
- しっかり戸締まりする
- 室内で出火し、炎が天井に燃え移ったらすぐに避難する
- 避難するときは、エレベーターを使用せず必ず階段を使う


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