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室内の安全対策 ~家具や家電の固定方法~

マンション生活

安心度アップ!家具や家電の固定方法

家具・家電の固定があなたの身を守る

大きな地震が発生すると、想像以上に家具や家電が動き、大変危険です。特に、高層マンションの上階では大きくかつ長時間の揺れが発生する可能性がありますので要注意です。安全を確保するため、家具や家電はできる限り固定しましょう。ただ、せっかく固定をしても固定方法が不十分だと効果が半減してしまうこともありますので、ぜひ以下を参考にしてみてください。

固定が特に必要なもの(例)

  • 背が高い家具(本棚、食器棚、和ダンス、洋ダンスなど)
  • 上下が分割している家具(食器棚、和ダンスなど)
  • 家電製品(テレビ、冷蔵庫、電子レンジなど)

壁への固定方法

家具を壁に固定する場合は、固定できるだけの強度を持つ壁に行うことがポイントです。

壁には2種類あります!
  • 「間仕切り壁(まじきりかべ)」=お部屋どうしの間にある壁
  • 「戸境壁(こざかいかべ)」=お隣との間にある壁

「間仕切り壁」より「戸境壁」の方が強度があります。ただ、「戸境壁」は共用部分なので、管理組合の許可がなければ勝手に穴をあけられないことがありますので注意が必要です。 「間仕切り壁」を利用して固定する場合は、内部に下地がある位置に固定しましょう。

※下地の位置の見分け方

ドライバーなどで壁を軽くたたくと「コンコン」と音がする部分があります。その部分が内部に下地がある部分なので、この位置に固定しましょう。下地のない壁は「ボコボコ」しています。 また、先端が細い針になっていて針を壁に刺すことで下地を確認できる「下地探し」や柱のある部分を音や光で知らせてくれる「下地センサー」といった便利な器具も市販されていますので、是非ご活用ください。

天井への固定方法

壁に固定できない場合は天井に固定します。天井と家具の天板の間に、突っ張り棒を取り付けたり、段ボール箱などですき間を埋めると効果的です。
突っ張り棒は「壁側の奥」「家具の両側の側板部」に設置します。突っ張り棒は、天井に十分な強度がないと効果が発揮できません。特に、二重天井の場合は、突っ張り棒を使用すると負荷で天井を突き抜けてしまう可能性もありますので、あらかじめ図面等で十分強度があるかどうか確認してください。

足元の固定方法

壁への固定も天井への固定も難しい場合は足下で固定する転倒防止器具があります。また、壁固定や天井固定した所でも、足下の固定を組み合わせれば、効果がさらにアップします。
また、キャスター付きの家具類は、よく移動して使用するものはキャスターを都度ロックするとともに、着脱式ベルトで壁面につなぎましょう。あまり移動しないキャスター付き家具類は、キャスターの下に下皿を設置しましょう。

積み重ね家具、テレビの固定方法

上下に積み重ねている家具は、上・下段を接続固定します。あわせて、上段の上部をL字金具等で壁に固定するとともに、下段も壁に固定しましょう。
テレビは、大きな地震では空中を飛ぶ可能性もあります。粘着マット等で台座に固定している方は少なくないと思いますが、プラスアルファとしてワイヤー等で壁にも固定しておくことをおすすめします。

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