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子育てをラクに楽しく! お片づけのプロ水谷妙子さんに学ぶ、整理収納術 <玄関収納編>

子育て

第6回目のテーマは、『子育て世代は玄関収納がキモ! お出かけをスムーズにする収納のコツは?』です。玄関は、家の中と外をつなぐ重要な中継ポイント。玄関を整えることで、お出かけ準備や帰宅後の動作がぐんとスムーズになります。小学生2人と保育園児1人を子育て中の整理収納アドバイザー水谷妙子さんに、玄関収納の整え方を教えていただきました。

目次

  • ポイント① 外で使うアイテムは玄関に置く。部屋に持ち込まないほうが便利
  • ポイント② 玄関収納がおすすめなのは「アウター」「親の外出バッグ」「抱っこひも」
  • ポイント③ スペースが足りないなら、使用頻度と緊急度で優先順位をつけて
  • ポイント④ 子育てがラクになる! 水谷家流・玄関活用テクニック

ポイント①外で使うアイテムは玄関に置く。部屋に持ち込まないほうが便利

玄関=靴を収納する場所、と思い込んでいませんか? 水谷さんのご自宅では、シュークローゼットに靴以外のものも収納しています。

保育園や習い事の送り迎え、公園に遊びに行くなど、子育て中は家と外を行ったり来たりする回数が意外と多いもの。子どもが複数いるならなおさらです。水谷さんによると、玄関は家の中と外とのつなぎ役。
「子どもがいるとアウターやヘルメット、外遊びのおもちゃなど、外に持ち出すものは必然的に多くなりますよね。しかも、たいていのものは家の中で使う機会がないんです。ということは玄関に置いておくほうが効率的!」
出かける直前に忘れ物をしたことに気づいたとき、部屋の中まで取りに戻るのは手間。でも玄関に収納場所を作って置いておけば、靴を履いてからでもサッと出せるうえ、帰宅後にしまうのも簡単です。
「しかも、外で使うものは汚れやすいものが多いですよね。場合によっては花粉やウイルスも気になります。玄関に収納すれば、部屋の中にまでこれらを持ち込んでいるかもしれないという不安も少しは減らせそうです。」



ポイント②玄関収納がおすすめなのは「アウター」「親の外出バッグ」「抱っこひも」

では玄関に収納するほうが便利なのは、いったいどんなアイテムでしょうか? 水谷さんが実際に収納しているアイテムを見せていただきました。

「我が家では、自転車のヘルメットと一緒に保育園児と大人のアウターも玄関に置いています。一般的に言うと、アウターの収納場所はクローゼット。でも部屋の中で使わない場合は玄関にしまうほうが便利です。子ども自身にアウターの出し入れをしてほしいので、片づけのハードルを下げるためにハンガー収納ではなくポイッと投げ込むだけでOKにしています。」

ちなみに初夏から初秋までの間に時折必要になる薄手のナイロンジャケットも、水谷家では玄関に収納。家族全員分を1セットにし、メッシュポーチに入れてシュークローゼットに保管しています。

「1日の気温差が激しい季節や、突然の雨に備えたい外出時に持ち出すアイテムです。例えば家族5人分をポーチにまとめておくと、娘のナイロンジャケットだけ忘れた!というようなうっかりミスも防げます。」

水谷さんは、自身の外出用ショルダーバッグも玄関に収納。

「スマホだけとり出し、財布や鍵などバッグの中身はそのまま。外出に必要なものがほぼすべてそろった状態だから、忘れ物がぐんと減りました。玄関に収納場所を確保しておくことで、床に置きっぱなしで部屋が散らかることもなくなります。」

子どもと一緒に外出するときに必要なアイテムも、別のバッグにまとめて玄関近くの収納スペースに保管しているそう。アイテムはIKEAのジップ付き袋やポーチに小分けで収納。

「中身は、上から着替えセット、ミニ扇風機や虫除けなどの夏のお出かけセット、おやつセット、シャボン玉セット、レジャーシートです。季節や行き先によって、どのセットを持っていくか選択してバッグに入れます。あらかじめ小分けしてあるので準備がラク!」

子どもの成長とともに収納場所を部屋から玄関に移すほうが、より便利になるアイテムもあります。

「抱っこひもがいい例です。赤ちゃんから1歳くらいまでは部屋の中で寝かしつけたり、おんぶしながら家事をする機会も多いもの。そんな時期は寝室やお世話コーナーに置いておくほうが便利ですが、成長してくると外出時のみ抱っこひもを使うようになってきます。もう部屋で使うことがないなら、お出かけアイテムとして玄関に収納してもいいのではないでしょうか。」

水谷家では一番下の息子さんももう抱っこひもを卒業。でも緊急時の避難道具として今も保管し、非常用持ち出しリュックのスペースに入れているそうです。



ポイント③スペースが足りないなら、使用頻度と緊急度で優先順位をつけて

玄関に収納すると便利なアイテムは、外出時にほぼ毎回持って出かけるもの。でも間取りによっては「シュークローゼットが小さい」「玄関まわりに収納スペースがない」というケースもあるかもしれません。

「収納スペースはどのお宅も有限です。もういっぱいで置きたいものが入らないなら、今ある持ち物を見直すチャンスととらえましょう」と水谷さんは言います。

「持ち物を見直す基準は、“使用頻度”と“緊急度”。玄関収納の優先順位はもちろん靴ですよね。でも靴の数が多すぎないかどうか、いつ使う靴なのかどうかをぜひチェックしてみてください。例えば、靴の中でも冠婚葬祭の靴やスノーブーツは使用頻度が低いため、玄関に置かなくても不便は感じにくいはずです。」

サイズアウトしてしまった子ども靴も、収納スペースを圧迫しがちなアイテム。思い出として保管しておくなら、収納するのは別の場所でもよさそうです。靴以外ではキャンプ用品やゴルフセット、ビニールプール。使用頻度が高くないなら、玄関以外の場所に移すのもアリです。

ただし、防災用品は別。水谷家ではシュークローゼットの中に非常用持ち出しリュックと防災ヘルメットを置くスペースを設けています。

「頻繁に使うものではありませんが、我が家の避難経路を考えると玄関に収納するのがベストだと判断しました。自分たちの靴と防災用品を天秤にかけ、防災用品を置くことがより重要だと判断して靴の数を減らしたんです。」



ポイント④子育てがラクになる! 水谷家流・玄関活用テクニック

そのほか、水谷さんが実践している玄関活用テクニックをいくつかご紹介します。

「電動自転車のバッテリー充電中」ステッカーをドアに貼る

「充電していることをすっかり忘れ、マンションの駐輪場で気づくという失敗をこれまで何度もしました。子連れだと玄関まで戻るのも一苦労。そこで、充電中は玄関ドアにマグネットステッカーを貼って持ち忘れを防止しています。」


子どもの靴にたまった砂を入れるボックスがあると便利

「子どもの靴の中にはいつも砂がいっぱい! 廊下に捨てるわけにもいかないので、砂をためておくボックスを玄関に常備しています。無印良品のポリプロピレンメイクボックス・1/2横ハーフを使っています。」


濡れたレインコートや傘をかけておくマグネットバーを設置

「雨の日は玄関に置いておくものも増えます。特に濡れているアイテムは吊るして乾かしたいので、マグネットバーをドアに設置。スリーコインズのものです。100円ショップのストッパー付きフックがあれば、子どもも自分でレインコートをひっかけやすいですよ。」


ウエットティッシュがあれば掃除も靴のお手入れも手軽にできる

「ちょこちょこ掃除、靴のお手入れ、出先で汚れた子どもの手を拭くなどウエットティッシュは玄関で大活躍。無印良品のポリプロピレンウェットシートケースに入れて常備しています。」


玄関が整えば、暮らしも子育てもスムーズに回りそうです。水谷さんのアイデア、ぜひ参考にしてみてください。



教えてくれた人

水谷妙子さん

整理収納アドバイザー1級。夫と9歳の娘、7歳、5歳の息子の5人暮らし。無印良品で生活雑貨の商品企画・デザインを13年間務め、500点以上の商品に携わる。2018年独立。お片づけ講座開催、雑誌やWeb、テレビなどで活躍するほか、ホームページ「ものとかぞく」インスタグラム(@monotokazoku)にて片づけやものについての幅広い知識を紹介中。著書に『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』(主婦と生活社)、『水谷妙子の取捨選択 できれば家事をしたくない私のモノ選び』(主婦の友社)がある。

撮影/木村和敬(blowup studio)取材・文/佐藤望美 編集/藤島麻衣子(LINUS) 

佐藤望美執筆者

ママファッション誌、ライフスタイルメディアを中心に執筆。得意分野は育児、トラベル、ライフスタイル、ファッション。インテリア、片づけ、ミニマリスト関連の書籍を数多く編集。トラベルエディターとして国内外の旅行取材も多く、子連れ旅情報をまとめたウェブサイト「FOOTABY!」を運営中。自身も5歳の女児、小学3年生の男児の子育てに奮闘中。

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