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くまもると学ぶ! 知っ得マンション生活 暮らしの不便を解決する「リフォーム」

マンション生活

築年数の経過に伴い、マンションの設備は少しずつ劣化するもの。新築当時の部屋をよみがえらせたいと考える人も多いのでは?日本ハウズイングの子会社で、当社管理物件におけるリフォームを数多く手がける日本コミュニティーの担当者に話を聞きました。

教えてくれた人

能勢 春奈さん日本コミュニティー リフォーム部

敷居が高いと敬遠せずに未来を見据えてリフォームを

日本コミュニティーは、マンションに特化したリフォーム工事の実績を積んできたことから、他社では対応できない築年数のかなり経過したマンションでも対応可能です。マンションに対して知識が豊富だからこそ、居住者様の負担となる工期もなるべく短くできるよう努めています。

新築マンションの建設ラッシュが一段落し、中古マンションの価値が見直されるようになったここ10 年、住宅メーカーをはじめ、さまざまな会社がリフォームに力を入れるようになりました。その結果、リフォーム資材の種類が増え、お客様の選択肢も広がったと思います。また、おしゃれで掃除が楽など、見た目と使いやすさを兼ね備えた商品が次々に登場しています。設備の安全性と資産価値を保つためにも、一度リフォームを検討してみていただきたいですね。


QUESTION01リフォームのきっかけはどんなものが多いの?

経年劣化による不具合やライフスタイルの見直しも
最も多いのは、水漏れや、扉の開け閉めがしにくいなどの経年劣化による不具合。大規模修繕工事にあわせてリフォームされるご家庭も。具体的なリフォーム内容としては、和室を洋室にしたり、3DKを2LDKにして空間を広げることや、手すりの設置、段差をなくしてバリアフリーにするなど、ライフスタイルの見直しもきっかけとなっています。

Before

After

水垢や石鹸カス、黒カビがこびりついた浴室の床面は、保温効果が低いタイル張り。ユニットバスに交換することで断熱効果を高め、冬も温かい浴室になりました。


QUESTION02リフォーム会社の選び方は?

工事の様子をよく知る管理員さんのアドバイスも参考に
マンションの場合は管理規約に沿って工事を進める必要があるので、集合住宅の施工経験がある業者がよいでしょう。同じマンションでリフォームを経験された方や、工事期間中の搬入・搬出、挨拶の様子をよく見ている管理員さんに話を聞くのも、信頼できる業者を見分けるポイントの1つです。

リフォームの際は、塗装で汚れたり傷がついたりしないように、共用部分である廊下やエレベーターにも養生シートを貼るのが鉄則です。


QUESTION03水まわりは築何年くらいでリフォームするべき?

築25年以内を目安に設備を交換して安全性を確保しましょう
普段のお手入れ具合にもよりますが、汚れが目立つトイレは築15年、それ以外の洗面所、浴室、キッチンは20~25年以内に交換するのがおすすめです。特に水まわりの場合は、安全性を考え、古くなった配管を点検・交換することが最も大切です。

キッチン
予算 60万円前後
工事期間 4~5日

お風呂
予算 80万円前後
工事期間 1~5日

洗面所
予算 16万円前後
工事期間 1~2日

トイレ
予算 16万円前後
工事期間 1日

予算と期間は目安です。マンションの構造や広さによって異なります。

複数箇所をまとめて施工することで、期間が変動する場合があります。


QUESTION04部分的なリフォームとフルリフォーム、どちらがお得?

予算によりますが、場合によってはまとめて工事したほうがお得なことも
フルリフォームは家中まとめてキレイになりますが、1.5~2ヶ月ほど家を空ける必要があるので、仮住まいへの引っ越しを含め、工事費以外の諸費用がかかります。一方で、トイレやお風呂、キッチンなどの水まわりは、2ヶ所以上を同時にリフォームすることで、設備業者の作業が一度で済むため、費用を抑えられる場合もありますので、ご相談ください。

フルリフォームの場合は、室内の壁や床、天井をすべて取り払ってスケルトンと呼ばれる状態に。費用と時間はかかりますが、配管や配線など、住まいの現状を把握することができます。


QUESTION05工事前のご近所への挨拶はどうしたらいい?

施工業者がサポートします
管理規約の確認から工事の申請書類の作成、提出、上下左右のお部屋への挨拶まで、施主はやることがたくさん。工事までに何をすべきかはプロである施工業者がサポートしてくれます。契約前にどこまで対応可能か確認しておくとより安心です。

取材・文/坂井仁美

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