フランス料理のレストランなどで食事をするとき、テーブルにナプキンが置かれていることがありますね。
正しい使い方を覚えて、スマートに食事を楽しみましょう。
ナプキンって何のためにあるの?
ナプキンは、食事中、口や手を拭くために使います。
「真っ白のナプキンを汚したら悪いかな…」と思うかもしれませんが、ナプキンは汚してもよいのです。ナプキンを使わず、ティッシュなどを取り出す人を見かけますが、これはマナー違反です。
また、食事中にナプキンを床に落としてしまったら、自分で拾うのではなく、スタッフを呼んで拾ってもらいましょう。

いつ膝にかければよい?折り目はどちら側?
注文をした後、または飲み物を注いでもらった後に、ナプキンをゆっくり手にとり、二つ折りにして膝にかけましょう。このとき、折り目は自分側です。
結婚式やパーティーの場合は、乾杯が終わったらナプキンをとりましょう。また、主賓、上司などの目上の人がいる場合は、その人がナプキンをとってから、自分もとるようにしましょう。
折り目は自分側へ



正しい口の拭き方は?
ナプキンの端を持ち上げ、中面で口元を拭います。拭き終ったらナプキンを元のように閉じて、汚れが見えないようにします。
手を拭く場合も同様に、ナプキンの中面で汚れを拭きます。自分のハンカチは使いません。
ナプキンの中面で汚れを拭く



途中で席を立つときは?
食事中(料理が目の前にあるとき)に席を立つのはマナー違反とされています。
やむを得ず途中で席を立つ場合は、デザートの前など料理と料理の間にし、ナプキンは軽くたたんで椅子の上に置きましょう。テーブルに置いたりしてはいけません。

帰り際、ナプキンはどうすればよい?
食べ終わって席を立つときは、ナプキンを簡単にたたんでテーブルに置きましょう。きっちりたたむと「サービスや料理に満足できなかった」の意味になるので要注意。ぐしゃぐしゃにして置くのもNGです。

NGの例


Adviser

井垣 利英さん
(株)シェリロゼ代表取締役、人材教育家、マナーコーチ。プラス思考、話し方、マナー、メイクなど自分磨き【ブラッシュアップ講座】、社員研修などを開催。著書は13万部突破の『しぐさのマナーとコツ』(学研)など多数。
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