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我が家の習慣を見直して今日から実践!お金が貯まる生活術 電気代を下げたい! 電力会社を見直そう

暮らし

(イラスト/山口絵美)

いよいよ夏も本番。そこで気になるのが電気代です。暑さを我慢することなく、電気代を下げる方法があることをご存じでしょうか。それは電力会社の見直しです。大変そうに聞こえるかもしれませんが、実はWEB上で思った以上にスムーズにできるんですよ。今回は、その方法をお伝えします。

電力会社は自分で選べる時代に

2016年4月の電力の自由化、2017年4月のガスの自由化によって、電力会社やガス会社を自由に選べるようになりました。以前は、住んでいる地域ごとに電力会社やガス会社が決まっていたのですが、それぞれを各ご家庭で選べるようになったのです(賃貸マンションや賃貸アパートでも可能ですが、一部不可の場合もあります)。
電気の使い方によっては、電力会社を見直すことで、電気代が月に1000円ほど、年間で考えれば1万円以上安くなるケースもあります。10年間なら10万円、20年間なら20万円というお金が浮くわけですから、見直す価値は大きいですよね。

でも、「違う電力会社にしたら、停電したり、電気が不安定になったりしない?」と心配になる方もいるかもしれません。その点は、大丈夫。どの電力会社でも、地域の大手電力会社の送電網を借りる形になるので、電気の質が変わることはないのです。筆者も、数年前に見直して違う電力会社にしましたが、電力会社が変わったことに家族がまったく気づかないくらい、いつも通りの生活が快適に送れていますし、何よりも電気代が少し安くなったことがうれしいです。

比較サイトで自分にあった安い電力会社を見つける

電力会社の見直しを検討する際は、比較サイトを使うのがおすすめです。例えば『エネチェンジ』や『価格.com 電気料金比較』、『新電力比較サイト』などがあります。
サイト上で、住んでいる地域や世帯人数、今使っている電力会社、契約アンペア数、今支払っている電気代などを入力すると、節約度の大きい順番で電力会社やプランが表示されます。ただし、契約後1年以内に解約すると手数料(違約金)がかかる場合もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
また、電気代の安さだけで決めるのではなく、環境に優しい自然エネルギーを使っている会社を選ぶこともできますし、ポイントが付く会社など、さまざまな特徴から選べます。

電力会社を選んだら、ほとんどの場合はサイトから申し込みをして完了! スマートメーターというメーターを入れる必要があるケースもありますが、基本的には無料なので、電力会社の見直しによって新たにお金が発生することはありません。
筆者の場合は、契約後の数か月間、電気料金が割引になるキャンペーンを実施している会社と契約しました。ちょうど猛暑の時期を迎える前の契約だったため、暑い日のエアコン代がさらに安くなって助かりました。

“アンペア”を見直す方法も

「いきなり電力会社を見直すのは勇気がいる」という方や、「電力会社を見直す以外にも、電気代が安くなる方法を知りたい」という方にお伝えしたいのが、“契約アンペア数を見直す”という方法です。

契約アンペア数とは、10A(アンペア)、20A、30A、40Aといった具合に、家庭ごとに契約している数字です。『電気ご使用量のお知らせ(検針票)』に書いてあるので、確認してみてください。この契約アンペア数を下げれば、基本料金を下げられる可能性があります(契約プラン等によって異なります)。

契約アンペア数は、“一度に使う電気の量”をもとに考えましょう。例えば、同時に炊飯器と電子レンジ、トースター、ドライヤー、エアコンなどと、たくさんの電気を使う場合は、その分、契約アンペア数を高くしておかないと、ブレーカーが落ちてしまいます。反対に、同時に使う電気が少なければ、契約アンペア数を減らすことができます。

アンペア数(A)は、電化製品の消費電力(W)を電圧(V)で割ることで計算できます。例えば1000Wの電子レンジを使う場合は、1000を100(日本の電圧は100ボルト)で割った、10がアンペア数に。契約アンペア数を決めるには、各電化製品のワット数からアンペア数を算出し、合計してみてください。
目安としては、1人暮らし、または電気使用量が少ない2人暮らしなら30A、家族が多いか、電気使用量が多い家庭なら40A ~ 60Aくらいです。ずっと同じ家に住んでいても、例えば子どもが独立して人数が減った場合は、アンペア数を減らせる可能性があります。

筆者は、4人家族で引っ越した際に、前の住人が契約していた60Aは大きすぎるかなと思い、50Aに下げたことがあります。最初は、家族がそろう朝に、同時に電気をたくさん使ったことで、数回ブレーカーが落ちてしまったことがありますが、同時に使わないように気をつけることで、ブレーカーが落ちることはなくなりました。結果、契約アンペア数を見直したことで60Aのときよりも基本料金が下がり、電気代も減らせました。

月々一定額を支払う“固定費”の代表である電気代。見直す際の手間は少しかかりますが、それさえクリアすれば、あとは毎月安くなるので、効果大です。一度、ご家族で見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

“貯まる”ポイント

  • 電力会社を見直せば、月々の電気料金が下がる可能性あり
  • 電力会社の比較サイトで、我が家にあった電力会社を探してみよう
  • 契約アンペア数を見直してみるのも手

画像提供/PIXTA

プロフィール

西山 美紀ファイナンシャルプランナー・コラムニスト

単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらせてくれるようなお金の使い方・貯め方について発信中。小田急オンラインコミュニティ『ママカレ』西山美紀ゼミ「初心者でも安心! 幸せが増えるお金の貯め方・使い方・子育てTIPS」担当。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、2021年9月末にマネーの新刊が発売予定。

https://www.nishiyamamiki.jp/

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