別窓アイコン 矢印 矢印02

お金が貯まる生活術 “まとめ買い”実は節約にはNG?でも、災害時用のストックは忘れずに

暮らし

「シャンプーや化粧品が大セール!まとめて買わなきゃ!」「今日は割引デー。ビールをたくさん買っておこう♪」お買い得だとうれしいもの。たくさん買って「節約になった」 と、ホクホク気分ですよね。

でも、ちょっと待って。〝まとめ買い〞は、実は節約とは真逆になることもあるので要注意です。例えばこんな経験はありませんか?化粧品をたくさん買ったものの後日気になった新製品をまた買ってしまい、この前買った物は棚の奥へ。気付いたときには品質が劣化して使えなかった……なんて事態。また、食品を買いすぎて「早く食べなきゃ」と焦ったり、ビールやドリンクを必要以上に買って、「置く場所がいっぱいだから今日も飲むか!」となったり。これでは、節約と逆行していますよね。特に「新しいものを試したい」「買い物が好き」という方は、〝まとめ買い〞にはご注意を!

ただし、例外があります。それは生活必需品。日本は自然災害が多い国なので、万一の事態に備えて生活必需品のストックが必要。それは物流のストッなどにより、お金があっても買い物ができなくなる場合があるからです。ご自宅にストックしている水やレトルト食品、缶詰、シリアル、カセットコンロなどで、1週間以上食べていけるかを確認しておきたいですね。

災害用の食品類は、消費期限が過ぎてしまうことのないよう、ぜひ日常的に使用していきましょう。「今日は疲れてご飯が作れないな……」という日は、レトルトカレーとご飯のパック、缶詰のおかずで、〝非常食味見デー〞にしてみては?家族みんなが食べられ、それぞれの好みに合っているかをチェックしておけば、いざというときにも食べ慣れたもので少し安心できると思います。

忙しい毎日。たまには堂々とレトルト食品を使ってストレスをためないことも、実はお金を貯めるうえで大切!ストレスを少しでも減らすことができれば、衝動買いを減らすことにつながりますから。
まとめ買いをしたくなったら「これは災害時のストックとして使える?」と、自分に問いかけてみましょう。そして、「災害時のストックは定期的に食べていくこと」を、我が家の新ルールにしましょう!

“貯まる”ポイント

  • 安いからといって〝まとめ買い〞をすると、使いきれないことも。
  • 万一の災害時用の食品・ドリンク類はストックしておこう。
  • 時々レトルト食品を取り入れつつ、家事のストレスを減らそう。

“まとめ買い”は要注意!備災品は、定期的に消費しましょう。

イラスト/山口絵美

Adviser

西山 美紀ファイナンシャルプランナー・コラムニスト

単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらせてくれるようなお金の使い方・貯め方について発信中。小田急電鉄主催のオンラインコミュニティ『ママカレ』西山美紀ゼミ「初心者でも安心! 幸せが増えるお金の貯め方・使い方・子育てTIPS」担当。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)が発売中。

ライター・ファイナンシャルプランナー/西山美紀 - nishiyamamiki

「暮らし」⼀覧へ戻る

キーワードKeywords

カテゴリーCategory

関連記事RELATED