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第7回 便秘解消のツボは脚にもあり!

数日間、お通じがなかったり、お腹が張ったり痛んだり…。便秘でお悩みの方は多いと思います。便秘になるとお腹のマッサージをすることが多いと思いますが、実は便秘の解消にはお腹だけでなく脚のケアも重要なんです。脚にはお腹に関するツボがたくさんあります。今回は便秘のメカニズムや便秘解消におすすめの脚ツボをご紹介します。

監修:桜田雄士さん Laluz鍼灸院 院長。東京医療専門学校呉竹学園卒業。はり師・きゅう師免許取得し、東京・渋谷にて開業。鍼灸師として東洋医学はもちろん、西洋医学にも精通。生化学的な見地からの治療方針は、簡潔にして明瞭。現在は、ファッションショーで活躍する海外ショーモデルにも多くの顧客を持ち、美しい体づくりには定評がある。

どうして便秘になるの?

便秘のメカニズムとは?

突然ですが、便の中身は何かご存知ですか? 多くの方が便は食べ物のカスと認識されているのではないでしょうか。ところが、便のうち食べ物のカスが占める割合はわずか5%程度。残りは新陳代謝によって剥がれ落ちた腸の粘膜や、腸内細菌の死骸、そしてたくさんの水分です。皮膚が毎日垢となって剥がれ落ちるように、お腹の中も常に新しくなっているのです。

お腹には、蠕動運動(ぜんどううんどう)といって腸の筋肉が収縮して食べ物のカスを移送させるシステムがあります。また、胃に食べ物が入ると胃大腸反射といって反射的に内容物を押し進めようとします。これらはすべて副交感神経に支配されているのですが、身体がストレスなどにより緊張状態になるとこうした機能が低下して便秘になってしまいます。 

また、水分不足も便秘の原因です。便には多くの水分も含まれていますが、身体の水分量が不足するとそれを補うために腸から水分が吸収されてしまい便が硬くなってしまいます。

便秘を改善するには脚のツボを押す!

ポイントは1cm沈むくらいの強さで!

ツボ押しの本などを見ると、時間や回数などは紹介してますが、ツボの深さに関してはあまり触れられていません。ツボはそれぞれ所属する流中(ツボの流れ)によって深さが違います。今回紹介するツボは「髀関(ひかん)」「足三里(あしさんり)」「上巨虚(じょうこきょ)」という3つのツボです。足三里は割とよく知られたツボですが、髀関と上巨虚は初めて聞く名前ではないでしょうか。

当院で治療をしていると、これらのツボを刺激すると9割以上の方のお腹が鳴って腸が動き出します。押すときのポイントは1cmくらい沈む強さで押すということ。ゆっくり押してゆっくり離すイメージです。実際に押してみるとそんなに強くは感じないと思います。筋肉が硬く、押すのが大変という場合は、髀関に関しては手の平で全体を押してあげるだけでも構いません。足三里や上巨虚は手の平では押しづらいので指でじっくり押してあげましょう。痛いと感じる場合は1cm沈まなくても構いません。押す時間と回数は、押していて疲れない程度の秒数で、5回くらい押してあげれば十分です。

腰骨のすぐ下、股関節を曲げると凹む場所がありますのでそこを押してください。

膝のお皿の下に凹みがありますが、そこから指4本(3寸)下、骨の外側に足三里があります。

足三里からさらに指4本(3寸)真下に上巨虚があります。

豆知識

便が臭う原因は?

タンパク質を摂り過ぎると、消化の際にスカトールという成分が発生します。これが便の臭いの原因になります。健康な方の便は、それほどクサい臭いがしません。もし便の臭いが強い場合はタンパク質の摂り過ぎが原因と考えられるので、摂取量を減らすか、消化しやすいように何回かに分けて摂るなどすると良いでしょう。

お腹が痛い!腸で何が起こっているの?

腸に関して、もう1つ豆知識を。腸自体は何か尖ったものなどで刺激を加えたとしても痛みを感じません。腸が痛むのは、腸が伸展(伸び広がる)しているときです。便やガスが溜まると腸が伸展してお腹が痛くなるのです。これが、便秘の時にお腹が痛くなる仕組みなんですね。

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